前回書きました「赤ら顔のお悩み」の方にメイクで赤みやシミ等をカバーする方法をご紹介します。
赤ら顔を根本的に改善できることが一番望ましいと思いますが、すぐに赤みをカバーしたい時や、どうしても綺麗に赤みを隠したい時にはメイクで工夫するのもひとつの方法かと思います。
まずは赤みをカバーする方法です。
肌の赤みをカバーするにはファンデーションももちろん使用しますが、ファンデーションを厚く重ねて隠そうとするとかなりの厚塗りになってしまい、赤みは隠せてもメイク全体の仕上がりの美しさを損ねるかもしれません。(ファンデーションの厚塗りは老けてみえます。)
そこで肌の色調節をしてくれるコントロールカラーやイエロー系のファンデーションを上手に使うと厚塗りしなくてもカバーできます。
赤みは強くなくて広範囲の赤みにはイエロー系やライトグリーン系のコントロールカラーが効果的です。厚ぼったくならず、透明感を出しながら赤みをカバーできます。
赤みが強く、コントロールカラーだけではカバーできない場合はパウダーファンデーションとクリーム、もしくはリキッドファンデーションを部分的に重ねて使うことがおすすめです。
資生堂のパーフェクトカバーで隠す方法も当院では行っています。
https://www.shiseidogroup.jp/slqc/products/lineup.html
次にシミをカバーする方法ですが、ここは具体的な手順をご紹介します。
※ リキッド、もしくはクリームファンデーションを使う手順でご紹介します。
1 下地を均等に伸ばしたらファンデーションを薄くお顔全体に伸ばします。
2 シミが気になるところにシミの色に合ったコンシーラーをのせます。
(シミより明るい色のコンシーラーはではカバーできません。暗い色を選びましょう。)
3 コンシーラーを置いたところを指で優しくぼかします。
この時、コンシーラーの輪郭のみをぼかします。全体をぼかすとシミをカバーできません。
4 コンシーラーを置いたところにだけパウダーファンデーションをのせます。
パウダーファンデーションは滑らせたり、伸ばすのはNG。優しく置くのがポイント!
5 フェイスパウダー(お粉)をお顔全体になじませます。余分なパウダーをブラシではらいます。
6 パール感のあるハイライトパウダーをのせます。
ブラシを軽くこするようにして乗せるとツヤ感が更にUPします。
Before
リキッドファンデーションのみでメイクした場合。
目尻の下に茶色い点状のシミが見えます。
After
リキッドファンデーション+コンシーラー
上記のシミカバー方法で目立たなくなります。
最後に、ファンデーションの色選びのワンポイント。
普段多くの方は洋服を着て過ごしますよね。
洋服を着る普段使いのファンデーションの色を選ぶ時はフェイスラインにファンデーションを試しに塗ってご自身の肌に合う色を選びましょう。(ちなみにお着物を着る時のファンデーションは額の真ん中で色を選ぶと綺麗に仕上がります。洋服の時より少し明るくなるかと思います。)
お肌にカバーしたいところ(シミ・くすみ等)がある方はワントーン暗い色を選ぶことが大切です。
日本人女性は明るいファンデーションをつけたがる傾向があるようですが、ご自身の肌の色より明るいファンデーションではシミ等はカバーできませんし、首から上だけが白く浮き上がってお顔が大きく見えてしまいます。
シミ等をさりげなくカバーして、小顔効果を狙うなら断然暗めのファンデーション選びです。
そして選ぶ時は必ず明るいところで選びましょう。(できれば自然光の入るところで)
照明の具合によっては肌の色が大きく違って見えます。
ちょっとしたコツで気になるところをカバーしてメイクを楽しんでみてくださいね。
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